21, 10月 2016

システムエンジニアになるには

ソフトウェアの開発に欠かせない存在

私達の生活に欠かすことができない電化製品にはあらゆるソフトウェアが活用されています。
ソフトウェアの使いみちは様々ですが、基本的には複数の人がチーム体制で開発を行うことになります。
それぞれの役割を取りまとめながらスムーズに仕事が進むように調整するマネージャー的な役割を果たすのがシステムエンジニアです。

システムエンジニアはプログラマーと同じ職種だというイメージを抱いている方も多いですが、厳密には異なります。
優秀なシステムエンジニアはプログラミングの高いスキルを持っている人も存在しているため、プログラマーと兼任する形で仕事を進めているケースもありますが、基本的にはそれぞれ異なる作業を行なっています。
プログラマーはあくまでも仕様書に基づいてプログラミングを行う技術者的な役割を果たしますが、システムエンジニアはソフトウェアを開発する際に必要な全ての工程でマネジメントを行うことになるため、仕事の範囲が幅広くなります。

システムエンジニアになる方法

システムエンジニアとして仕事をするために必ず取得しなければならない資格は存在していませんが、専門的なスキルを取得していなければいけません。
IT系の専門学校や工学系の大学で勉強を重ねてシステムエンジニアに相応しいスキルを習得しておくことが大切です。

在学中にシステムエンジニアに役立つ資格を取得しておくと、就活時に有利になる可能性もあります。
IT系の資格は初級者レベルのITパスポートという資格が存在していますが、このレベルでは本当に初歩的なスキルしか問われないためあまり有効な資格とはいえません。
専門性の高い上位資格としてシステムエンジニアに相応しいとされているのがシステム監査技術者です。
合格率は10%台なので決して簡単な試験とはいえませんが、将来的にシステムエンジニアとしてマネジメントする立場になりたいと希望しているのであれば取得しておいても当然と言える資格です。

参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/au.html

システムエンジニアに必要なこと

今後、システムエンジニアとして仕事をしたいと希望している方は、人の意見をしっかり聞き入れて取りまとめる能力を身につけておくことが大切です。
チーム体制でソフトウェアを開発しなければならないこと、クライアントの細かな意見にも対応できることが求められるため、人と上手に付き合うことができなければ意見をまとめることすらできません。
場合によっては厳しいスケジュールの中で仕事に従事しなければいけないため、体力を消耗して精神的にも大きな負担を強いられる可能性もあります。
日頃から体調管理をしっかり行ない、クライアントやチームの仲間に迷惑をかけることがないように注意することも大切です。