24, 3月 2020

日本語教師になるには

外国人に日本語を教える仕事

日本語を母国語としている生徒に対して国語を指導する教師とは異なり、日本語以外の言語を母国語にしている外国人に対して日本語を指導するのが日本語教師です。

日本語を母国語にしている日本人にとっては決して難しい言葉とは感じにくいものですが、外国人からは日本語はとても難しい言語だと言われるほど難易度は高いので、特に文法が難しい、同じ意味でも言い回しが複数存在しているなどの理由からしっかり覚えるのは難しい言語だとされています。
外国人にとって理解しにくい日本語を、わかりやすく丁寧に解説しながら指導する日本語教師の役割は大きく、今後日本と外国との関わりを深めるためにも重要なのです。

日本語教師が活躍するのは日本国内だけでなく、世界各国に存在しています。
日本では海外からやって来る留学生を対象にした語学学校で日本語教師として活躍する選択肢もありますし、海外でも日本語を指導するためだけではなく、日本の文化やマナーについても教えることで日本に対する興味を深めてもらうという役割も担っているのです。

日本語教師になる方法

日本語教師になる方法として、現時点で必須になる資格や免許は存在していません。
例えば、海外で暮らしている日本人が現地の外国人に対して日本語を教えていれば、規模の大きさに関わらず日本語教師と呼ぶことができますよね。
中には、公共の教育機関で指導をする場合には現地の教員免許が必要になる場合もあります。

実際に、日本語教師が活躍している現場では専門性が求められていることから、日本語教師として相応しいスキルを習得していることを示す資格として有効になると考えられる日本語教育能力検定試験の合格を必須としていることが多いです。
この日本語教育能力検定試験は合格率が全体の2割程度と言われていることから、決して簡単な試験ではないため、専門のスクールに通学して勉強をした方が良いでしょう。

その他、日本語教師養成講座を受けるという方法も、日本語教師になるためのステップのひとつです。
420時間以上のカリキュラムを修了することで、日本語教師としてのスキルを効率よく身につけることができますし、即戦力として就職にも有利になります。

また、この方法以外でも大学などの教育機関で日本語学を専攻し所要単位を修了して採用試験を受けるという流れもあります。

日本語教師のキャリアステップ

採用試験合格後は、日本での勤務または海外勤務などの選択肢が広がると考えられます。
特に海外では日本語教師の数が不足気味と言われているため、今後もニーズは高まるだろうと予測されています。

日本の文化はもちろんですが、海外の文化に対しても興味を持って積極的に受け入れる姿勢を持つことが大切です。
特に海外勤務になると日本での生活とは異なる部分が多く、文化の違いに驚かされることも考えられますが、臨機応変に対応するスキルも必要になるでしょう。

海外留学でスキルアップ

日本語教師として活躍するためにも、スキルアップする方法として海外留学をするのも一つの手です。
日本語を教えるということが日本語教師の前提ですが、教える相手によっては生徒とコミュニケーションがとれる英語などの母国語をある程度、話せる必要があります。
また各国の文化などを知るためにも海外留学をすることはおすすめです。
人によっては高校生からアメリカ留学をして語学を磨く人もいると思います。そんな場合は、日本だけではなく海外でも日本語教師になれるのでそういった道を考えてみるのもいいかもしれませんね。

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