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27, 5月 2019

ネットワークエンジニアになるには

情報利用に欠かせないネットワークに携わる職業

私達がコンピュータを介して多くの情報を閲覧する際にインターネットを利用します。このインターネットの利用では、ネットワークが無ければ、世界中のコンピュータ同士が相互に接続されていないのと同じ状況になるため、そもそもインターネットを利用することはできません。

ネットワークエンジニアの仕事は、世界中のコンピュータを相互に連結させ、情報の共有を可能にするネットワークシステムを設計することから始まり、構築・運用から保守管理までの情報通信網に関わる様々な仕事が行っています。

このようなネットワークに関する技術者のことをネットワークエンジニアと呼びます。コンピュータをはじめ、タブレットpcやスマートフォンなどのモバイル端末から、他のコンピュータへアクセスを行ない情報を入手・閲覧する際にも、ネットワークエンジニアの技術が利用されています。

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容では、主にネットワークの設計から構築、ネットワーク上の監視・運用をメインに行なわれています。

同じコンピュータを扱う仕事にシステムエンジニアがありますが、システムエンジニアは、コンピュータが利用するソフトウェアの設計や開発を担う仕事であり、同じ情報処理関連の職業でも、情報通信網を担うネットワークエンジニアとは区別されています。

ネットワークエンジニアの仕事は、主にクライアントの依頼を受けてから、要望に合わせたネットワークを設計、構築を行います。また、ネットワークを設置した後は、そのネットワークが正常に動作しているかを運用・管理します。

この他にも、通話を通してネットワーク利用者のトラブル対応や問題解決までのプロセスをアドバイスする業務も担っています。

ネットワークエンジニアに必要なスキルや今後の将来性は?

ネットワークエンジニアの仕事は、クライアントの依頼やネットワーク利用者のトラブル聴取から始まるため、依頼者が何を言わんとしているかを正確に引き出し、解決のアドバイスが行う必要があります。そのため最低限のコミュニケーション能力は不可欠になります。

また、ネットワーク上のトラブルを抱える利用者は、トラブルの原因となる専門知識を持ち合わせていないため、問題が発見できてもそれを解決できません。そこで、ネットワークエンジニアは利用者に、なるべく専門用語を使わず、分かりやすい説明を意識し、問題解決までの手助けをすることが求められます。

現在、ネットワークエンジニアの仕事は、新規でネットワークを構築する依頼が年々減少している為、今後の仕事は衰退していくのではないかと不安視する声が上がっています。

しかし、情報社会において、不正アクセスの防止や情報漏えいなどのセキュリティ技術、通信量の増大によるサーバーダウンの解消など、新たに仕事が生まれており、むしろ今後ネットワークエンジニアの仕事は増えるだろうという見方もされています。