18, 12月 2017

助産師

生命誕生の瞬間に係わる事になる仕事「助産師」になりたい

医療の世界で活躍したいと思う方が、勉強していく過程で助産師という仕事に就きたいと考える方もいます。
生命誕生のその瞬間、自分の手で命を取り上げる事が出来る感動は、助産師の大きな魅力です。
妊婦さんの健康管理を行い、心の相談に乗りながら、妊娠中の食事、運動、生活全般を指導し、出産までに体調をしっかり整えること、母乳指導や乳児指導など、妊娠、出産、育児に係わる非常にやりがいのある仕事です。

お母さんになるという事でプレママたちは不安定になっていますので、心のケアという事も大切ですし、お産は必ずしもうまくいくという事はないので、その心構えも必要となります。
病院と連携することも必要となりますし、人対人で働く助産師はコミュニケーション能力も、また決断力やお産についての深い知識も必要です。

助産師には看護師免許が必要

助産師になるためにはまず看護師免許を取得しておくことが必須です。
看護師になるために専門学校や大学で学び、看護師の国家資格に合格し免状をもらって2年から2年、助産師教育機関で学ぶことが必要です。

助産師への道は、助産師学校に進学するか、助産課程のある大学院、助産専門職大学院に進学する、大学の助産専攻科に進学するのが一般的でしょう。
また、助産課程がある大学で選抜試験に合格することで単位を取得する、助産課程の大学別科に進学する、短期大学の助産学専攻科に進学する、といった方法があります。

こうして助産師としての専門的知識、技術をしっかりと専門的に学び、修了する事で助産師国家試験の受験資格を得る事が出来ます。
助産師国家資格を受験し、合格したら助産師の免許が取得でき助産師として働くことができるようになります。

助産師の仕事の場は広がっている

助産師さんがいる所というと、病院などの医療施設という印象がありますが、現在、産科が閉鎖されることも多く、医師も24時間体制が必要な助産という仕事についていけていない状態です。
こうした状態を見ると、助産師の免許を取得しても雇用がないのではないかと考える方も多いのですが、実は、最近助産師外来などの妊婦の健診や指導を行う新しい科ができる病院もあり、注目されています。

この助産師外来は、妊婦さんの健診を行ったり、生活指導や食事の指導、アドバイスなどを行う科で、お産、育児の事以外、若年層への性教育指導や妊娠計画、妊活についてのお話などをするなど、非常に幅広い科となっています。
お産を終えてから、女性が持つ悩みなどについても対応しているので、こうした助産師外来に訪れる女性はとても多くなっているのです。

こうした新しい展開もこれから各病院で行われていくことも考えられますし、命と向き合う大切な仕事です。
この先、なくなるということも就職先が少なくなっていくという事もないでしょう。