17, 2月 2018

歯科医師

歯科医になるのは難しい?

最近の歯医者さんは本当に傷みが少なくなってと感じている方も多いのではないでしょうか。
歯科技術や歯科治療器が進歩して、治療に痛みを伴わないということが当たり前のようになっています。
キーンというあの音は相変わらずですが、レーザーによる治療や麻酔技術の発達、また麻酔の針なども昔と比較してかなり細くなり、歯科医師も痛みを感じさせないように配慮してくれるので、歯医者さんは行きやすくなっています。

歯科医師になりたいという人は、歯科大学や歯学部などに6年間通い、知識、技術を習得し卒業、歯科医師国家試験を受けて合格したら歯科医師資格を取得でき、その後、1年以上の臨床研修を行い、歯医者さんとして活躍できるようになります。

通常大学というのは4年制ですが、歯科医師、医師は6年通う事が必須です。
様々な学科を学び、技術を学んで専門的な歯科の知識を得てから、歯科医師の国家試験を受ける事が出来ます。

免許を取得しても、厚生労働省から研修施設の指定を受けた病院、クリニックなどで1年以上、実際に患者さんの治療を行ったり、診療に関わり、臨床研修を行い、ここで指導医から様々な実践的知識、技術、応用、ノウハウなどを学び、研修を修了することが必須です。
この臨床研修を行わない限り、国家試験に合格しても歯科医師になれないのです。

歯科医師免許取得、それから勤め先が決定となる

研修を終えてやっと歯科医師免許取得となるのですが、それからどのような道を進むのかというのは、その方次第です。
例えば企業で研究職という立場に就くこともありますし、大学の先生になるという事もあります。
一般的な歯医者さんとして働くこともありますし、開業医としての道を考える方もいるでしょう。

歯科治療は現在細分化が進んでいて、医療技術の進歩と共に治療も大きく変わってきています。
最新知識や技術を常に吸収しなければなりませんし、学会、勉強会などに参加して、情報交換を行ったり、新しい知識を得る等、常に勉強が必要な仕事です。
開業という事になると機器の導入など、かなりの費用がかかりますので、最初は大学病院の歯科に勤務したり、クリニックなど民間に就職しそこで費用をため、働きながら経営方法を学ぶ、という方も少なくありません。

どのような道に進むとしても、歯科医師は医師同様、常に医療分野、歯科医療分野について深い知識を得る事が必要ですし、新しい技術、機器などの導入も考慮しなければならず、何につけても勉強が必要な仕事です。
開業にあたっては顧客を得ることできるかどうか、環境などを調べることも必要となりますので、経営コンサルタントの方に相談するとこともあるようです。