21, 2月 2017

インダストリアルデザイナーになるには

身の回りの工業製品をデザインする

私達の身の回りには様々な工業製品が存在していますが、時代の流れと共にデザインが少しずつ変化しているものです。
例えば自動車は現在発売されている車種と30年前に発売されていた車種を比較してみるとかなりデザインが異なることがわかります。
その時の流行やニーズに合わせて最適なデザインを手掛けるのがインダストリアルデザイナーの仕事になります。

インダストリアルデザイナーは、外見の良さを重視するだけでなく、使いやすいとか安全に使えるなどの機能性も重視しなければいけません。
他にも効率良く生産できるなどのコスト面も重視してどんな材料を使用するなども想定しなければいけません。
幅広い知識がなければ良い製品を作りだすことができないため責任は重大です。

インダストリアルデザイナーになる方法

デザイン力が高くなければいけないため、専門学校や大学などの学校でデザイン工学などを専攻して専門的なスキルを習得しなければ即戦力として仕事に従事できません。
インダストリアルデザイナーを採用するメーカーの業種は色々ありますが、できるだけ大手メーカーに就職したいと考えている場合は、4年制大学で専門的なスキルを習得している方が有利になる可能性が高いです。
メーカーのデザイン部に所属して製品作りに関わるケースもありますが、工業製品のデザインを専属で請け負っている会社に就職するという選択肢もあります。
就職後はどのような仕事を担当することになるのかをしっかり確認しながら就活を行うことが大切です。

必須ではありませんが、関連資格として存在しているプロダクトデザイン検定を取得しておくと有利になる可能性があります。
工業製品のデザインを手掛ける仕事に就きたいと考えている方はもちろん、既に仕事に従事している方がスキルアップやキャリアアップを目指すために取得を目指す資格です。
2級と1級が存在していますが、どちらも受験資格がないのでどなたでも挑戦できます。
また、全国各地にあるテストセンターでいつでも受験いただける試験なので、都合に合わせてお好みの会場で挑戦してください。

参考:http://pdken.jida.or.jp/

インダストリアルデザイナーに必要な事

最新の流行を取り入れながら、ユーザーのニーズに応える形で積極的に製品のデザインに採用することが必要になるため、様々な情報を集める努力が必要になります。
もちろん、芸術的なセンスの良さも必要ですし、学校でしっかり基礎を学んだはずの工学スキルも必要になります。
実際に製品化するためには様々な人の協力が必要になることから、積極的にコミュニケーションをとることも大切です。
一人で黙々とこなすような仕事ではないため、協調性が必要になる部分も多いです。