20, 1月 2016

教師になるには

子供達に様々な指導をする仕事

子供から大人へと成長する段階の子供達に対して勉強の指導をするだけでなく、社会生活や人間関係など様々な指導を行いながら見守ることができるのが教師の仕事になります。
教師は理想と現実のギャップが大きな職種の代表的な存在としても知られており、苦労の連続だと嘆く教師が存在しているのも事実です。
もちろん保護者ともしっかり連携をとりながら子供達の成長を見守らなければいけないため、そう簡単にできる仕事ではありませんが、子供達が無事に卒業していく姿を見送る時にはこの上ない喜びを感じるものです。

教師として仕事をする方法

教師になるには必須となるのが教員免許で、免許を取得していなければ教師として仕事に従事することができません。
教員免許を取得するために教育課程がある大学に入学して教師になるための勉強を重ねなければいけません。
必要な単位を取得後は、小学校や中学校などで教育実習を行って実際に教育現場での仕事はどのようなものかを体験することができます。

無事に教育課程を終えてから各都道府県で行われる教員採用試験を受験して合格することで公立学校の教師として採用されることになります。
私立学校の場合は各学校で教師の空きが出ると随時採用試験を実施することになります。
実は、教職員免許を取得できても、教員採用試験に合格できなければ教師として仕事に従事できないため、スムーズに希望していた地域の教師として活躍できるとは限りません。
地域によって倍率は異なりますが、10倍以上の倍率になるケースも多いことから教員採用試験に合格するまでが大変な道のりと言えるでしょう。

小学校の場合は全教科を指導することになりますが、中学校では専門教科の指導にあたります。
自分はどの科目が得意で、最も効率良く指導できるのかをよく見極めながら進路を決めることも大切です。

教員免許が取得できる大学

教員免許が取得できる大学は色々ありますが、その中でも有名なのが早稲田大学です。
早稲田大学では大学1~4年の間に教員免許状取得に必要な科目を登録して、教職に関する科目と教科に関する科目を履修できます。
また大学在学中にインターンシップや教育ボランティアとして学びの機会がありますし、大学4年生では教育実習という形で、小学校、中学校、高等学校などの免許状取得を希望する学生に対して2~3週間以上の教育実習も行います。

教育実習やインターンシップでは自分の母校に出向いて手伝いをしたり、子供達と触れ合い経験が積めるチャンスがあるという点が早稲田大学の大きな特徴です。手厚いサポート体制があり、実績も多い早稲田大学は教員免許を取得したいと考える大学生にとっても人気の高い大学となっています。

私の周りでも上京して早稲田大学に通う友人がいました。上京するとなると住む場所を探すのも大変ですが、キャンパスから近い早稲田大学生向けの学生寮・学生会館なども多くあります。→ 早稲田大学の学生向け学生寮 / 早稲田大学の学生向け学生会館
一般的なマンションでの一人暮らしよりも家賃を抑え、家具家電がついていたり、食事がついていたりするなどサービスも整っているので、初めての一人暮らしでも安心です。

早稲田以外でも教員免許を取得できる大学はありますので、自分の学びたい方針に合う大学かどうか、他大学と比較しながら選択してみるようにしましょう。

教師に必要なこと

自分が子供達を指導する立場にある教育者であることをしっかりと自覚しなければいけません。
度々、教師が不祥事を起こしてニュースになっている事が見受けられますが、絶対に子供達を裏切るような行為をしてはいけないと自覚しなければいけません。
子供から大人へと成長する段階の年齢は、心身が不安定な状態でもあることから時には道を踏み外しそうになることも多いです。
どんな生徒であっても平等に扱い、保護者と連携をとりながら大人としてしっかり手を差し伸べてあげる気持ちを持つことが大切です。

教師は子供達に対して大きな愛情を持ち、責任感を持って指導にあたるというとても重要な役割があります。
なかなか指導がうまくいかずに苦悩することもありますが、一度志した教師という道を諦めずに、子供達の成長を見守ってもらいたいものです。