28, 11月 2016

理容師になるには

お客様の容姿を整える仕事

髪の毛が伸びてきた方の髪型を整えて、必要に応じて顔剃りまで行うのが理容師の仕事です。
理容師は美容師と異なり、カミソリを使って顔剃りや髭剃りを行うことが可能なので、男性の利用者が多い特徴があります。
その他には基本的に理容師と美容師の違いは存在していませんが、店の外に白と赤と青の3本ラインが回っているサインポールは理容師がいる理髪店であることを示すもので世界各国に存在しています。

元々理容師は外科医的な役割を果たしていた時代があったそうです。
髪の毛を切りそろえたり髭剃りをするだけでなく、ケガをして負傷した兵士の処置を行ったりすることもあったと言われています。
その後、理容師と外科医の仕事が明確に区別されるようになった時に理容師は青で外科医が赤白と決められたことが、サインポールに使われている3色の由来だと言われています。

参考:http://www.ribikyoiku.or.jp/shigoto/

理容師になる方法

理容師になるために必要なのが理容師免許で、国家試験に合格するのが条件になります。
理容師の養成課程がある専門学校に通って所定の課程を修了すると受験資格を得ることができます。

国家試験は2月と8月に実施されていますが、新卒者が多い2月は合格率が高めになっています。
国家試験では筆記と実技の両方で合格ラインに達していなければいけませんが、実技ではやはりカミソリを使う技術が難しいと言われています。
手元が狂ってしまうとお客様を簡単に傷つける結果になるため、慎重に行う必要があります。
試験だと思うと余計に緊張して手元が狂いやすくなるので、落ち着いて実技試験に臨みましょう。

理容師免許を取得後は理容室に就職することになりますが、親御さんが経営している理容室を継いだり独立を検討する方も多いです。
近年は理容師になる人が減少傾向にあり、美容師を目指す人が増えていることから理容師になっても仕事をする場所がないのではないかと不安を感じている方も多いです。
確かに理容室の数も減少傾向にありますが、高齢者向けのケア理容師制度を採用するなど新しいサービスを提供するなどの工夫を行うことでしっかり顧客のニーズを掴むことができます。

理容師に必要なこと

お客様が希望する髪型に整え、必要に応じて顔剃りなどを行うことで来店した時よりも素敵な容姿になって帰宅していただくのが理容師の仕事なので、お客様に質の良いサービスを提供することを第一に考えることが大切です。
他のライバル店に負けない独自のサービスを提供することも大切ですが、リピーターになってくれる固定客を着実に増やすことを考えるようにしてください。
地域の人から愛される理容師になれるように、日々どのようなサービスが必要なのかを考えるようにしてください。