27, 5月 2016

介護福祉士になるには

これからの時代に必須の職種

日本の高齢化社会はどんどん加速しており、今後も高齢者が占める割合が多くなると見込まれています。
高齢になると体を自由に動かすことが難しくなる方や認知症患者が増えることから、家族だけでは介護が難しくなり公的な介護サービスを受けたいと考える方が多くなります。
そこで活躍するのが介護福祉士で、介護サービスの専門家として活躍できます。

介護福祉士は社会福祉に関する国家資格であり、介護を必要としている高齢者や障害がある方に対して適切な介助を行ったり相談に乗る仕事を担当します。
介護を必要とする方が増える一方で問題になっているのが、介護サービスの質が低下することです。
実際にある介護サービスを提供していた事業所で利用者を罵倒したり虐待するなどの行為が問題になることが度々見受けられます。

安心して介護関連のサービスを必要としている方へ提供できるように、専門的なスキルを持っていることを証明するために介護福祉士という資格が存在しているのです。
今後は更に介護福祉士の需要が増えると予想されています。

参考:http://www.caresapo.jp/shikaku/kaigo/naru/

介護福祉士になる方法

介護福祉士になるためには大きく分けると3つの方法があります。
まずは高校卒業後に介護福祉士の養成課程がある専門学校や大学などを卒業することで自動的に介護福祉士になる方法です。
現在のところは国家試験を受験することなく資格取得できるため、最もスムーズな方法と言えるかもしれません。

もう一つは、福祉系高校に入学してから国家試験を受験するという方法です。
福祉系高校ルートの場合は入学した年度によって旧カリキュラムと新カリキュラムが存在しており、現在は新カリキュラムに沿って教育が実施されていますので、スムーズに国家試験へ挑戦できるようになっています。
旧カリキュラムや特例高校の場合は実技試験が実施されたり、介護技術講習が必要になるなどの条件を満たさなければいけません。

最後は実務経験を経てから挑戦するルートです。
介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)などを取得して介護の現場で実務経験を3年以上積み実務者研修を修了した方が受験資格を得ることができます。
介護福祉士の受験資格は頻繁に法改正が実施されていることから、今後は更に変更される場合もありますが、徐々に難易度が高くなると予想されるため早めに取得を目指すことをおすすめします。

介護福祉士に必要なこと

介護の仕事はとても大変なもので、理想と現実のギャップに苦しむ方がとても多いです。
仕事が大変なうえ、待遇があまり良くないことから離職率がとても高くて慢性的に人材不足に陥っていることも問題になっていますが、介護の仕事を頑張りたいとの強い意思を持っているなら頑張りぬくことができるはずです。
介護の仕事に対して責任感を持ってやりがいを実感できることがとても大切です。