17, 7月 2017

シューフィッター

靴の専門家シューフィッター

シューフィッターはお客様にあった靴を選ぶという仕事になりますが、靴は健康管理にとって重要なこととなるため、足の疾病予防ということについて知識を持つことも必要となりますし、その方の足の形、癖などを理解して正しくあっている靴を選択する事が必要です。

足はサイズ以外にも、形、また癖など人によって様々です。
そのため、お店に来られて靴を希望される方の足の情報を丁寧に、正確に把握することが必要です。
フィット感がしっかりあるように、靴のフィッティングを行う場合、靴内に微調整を施すことが必要となるため、その知識、技術も必要です。
靴を履いて一定期間経過後、もしも必要な事があればアフターケアも行いますし、足の状態をみて既製品では困難・・・という場合、医師と連携し治療靴業者に紹介するという事もあります。

顧客の足の情報をしっかりと認識するために、靴の事についての知識を得ることも必要ですし、採寸の技術、知識、足の病気などについての知識なども理解しておくべき仕事です。
時に、お客様にとって外部に知られたくない身体の特徴を持っている方もいますので、勿論、顧客情報を外部に漏らさらないことも必要です。

このシューフィッターになるためには資格があります。
プライマリーと呼ばれる初級、バチェラーと呼ばれる上級、そしてマスターと呼ばれる修士です。

シューフィッター、プライマリー「初級」の資格を取得するためには

シューフィッターになるためには一般社団法人足と靴と健康協議会の講座を受けて合否検定を受ける必要があります。
まず仮予約を行い案内発送、そこから正式申し込みを行ってテキストの発送、3日間のスクーリングに出席し課題を提出、課題の審査を受けて合否判定、それから結果通知、認定という形になります。

この資格の有効期限は3年なので、更新手続きを行うことが必要となります。
有効期限3年を通じ、シューフィッタークラブに加入していると更新試験と更新料が免除となります。
更新が必要な方が更新の手続きを行わずにいると期限と同時に資格取り消しとなります。
資格を再取得される場合、シューフィッターの職務を長期間離れていた場合、復職する際に申し出を行うことにより、テストなどを経て再取得できます。

足の病気が多くなっている現代求められる職業

合わない靴を履くことが多くなっている現代、シューフィッターの仕事は求められている職業といっていいでしょう。
合わない靴を履いている方に、自分に合わない靴を履いていることのリスク、将来起りえる病気などがある事等を丁寧に伝える等、シューフィッターは足の健康についてしっかり考える立場にあります。

靴の専門店などではこうした資格を取得していることを優遇しますので、就職という面でも有利になる資格です。