18, 4月 2017

バイヤー

バイヤーの仕事とはどんな仕事

憧れの職業と聞くとセレクトショップのバイヤーという声を多く聞きます。
バイヤーの中でもセレクトショップのバイヤーが特に憧れ職業とされるのは、世界各地におしゃれな物を探しに行き、買い付けてそのお気に入りのものをお店で売っているという華やかなイメージが先行しているからでしょう。

そもそもバイヤーというのは買い付けを行う人の事で、野菜も魚もなんでも買付する人はバイヤーに含まれます。
アパレルのバイヤーだけが注目を浴びるのは、自分が買い物に行った時素敵な物だけをセレクトして売っているというおしゃれな今どき職業だから・・だと考えるからではないかと思います。

ただアパレルショップのバイヤーでも国内の商品だけを扱う所もあるし、そのアパレルショップの規模などによって違いがあります。
見た目だけで行けばおしゃれなファッションに身を包み、カッコよく世界を飛び回るイメージがありますが、情報収集能力も必要ですし、これがこの先くる!と自分のアンテナを磨いておくことも必要です。

バイヤーはトレンドに詳しい

セレクトショップのバイヤーになるためには、能力、経験、実績などが必要となります。
メーカーの展示会などに行ってこの商品がいいと思うようなものを買い付ける、またサンプルやパンフレットなどを集めてくるなどの下準備もかなりの労力です。

どのような商品をどの位、どのシーズンに販売するのか、その予算内で出来る限り売れる商品を買付しなくてはならず、その商品が売れるかどうかは、自分の集めたトレンド情報からピンと来るものをスピーディに買付しなければなりません。
つまり、販売という事以外に、ファッション業界やこの先のトレンドなどに敏感になっていること、それを業務に活かせる高い能力が必要となります。

そのため、雇用される人材というのは「経験者のみ」という事が非常に多い業界です。
販売店で経験を積んでそこで実力が証明されている人、店頭で何が売れるのかをよく理解されている人、またファッション業界で活躍していたスタイリストなど、アパレルに深く通じる方が雇用されることが多いのです。

どの道からバイヤーに向かっていくのか、今自分のスタンスはどういう所にあるのかによって、就職する入口も違ってきます。
今アパレル関係に何も携わっていないということなら、まずはアパレル業界に販売員として雇用を探し、そこで経験を積む、その後、実績を積んでからセレクトショップの募集などある時にチャレンジしてみるという方法があります。
時間がある、もっとしっかりと準備ができるという事なら、アパレル関連の専門学校でバイヤーについて学び、その後、経験を積んでバイヤーを目指すという方法もあります。